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Report of Yamamoto Ichita
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山本一太 直滑降レポート vol. 43 [ 2007.05.28 ]
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５月２０日（日）新緑の上州路
本日も「まぶしい新緑」の中を飛び回った。 特に「榛名湖」の周辺は清々しい（気候だった。 湖のブルーと薄い緑のコントラストが、本当に奇麗だった。 「上毛三山パノラマ街道」の景色も素晴らしかった。 体内の「元気玉」を持たせているのは、間違いなく「自然のエネルギー」だと思う。
午後７時からの利根郡某村の「山本一太を励ます集い」には、村長、議長を含む約６０名が参加。 利根・沼田選対の事務総長である沼田市長も顔を出してくれた。 来賓の挨拶の後、４０分にわたってマイクを握り、熱弁を振るった。 会の最後に後援会長がこう締めくくった。 「３回目となる今回の参議院選挙は、山本一太にとって、最もハードな戦いになる。前２回とは、有権者の意識が違う。今までと同じやり方ではダメだ。地元を歩き回って１人１人に訴えなければならない。必ず当選させて、この地域の観光や農業の振興に力を貸してもらいましょう！」
７月２１日（月）参院選挙と知事選挙：その４
議員会館事務所での外務省レクが終わったのは午前１０時５０分。 部屋から飛び出して階段をかけ降り、衆院第２議員会館に向かって（地下通路）を走った。 笹川たかし県連会長の事務所に着いたのは午前１０時５９分。 約束の時間（午前１１時）にギリギリ間に合った。
約３０分。 笹川会長と「知事選挙への対応」について話し合った。 改めて「自民党VS現職知事」の全面対決になってしまった今回の知事選挙の経緯について、詳しく説明を伺った。（＊なるほど、いろいろなことがあったんだなあ。） こちらの意見にも、ちゃんと耳を傾けてくれた。 主に５つの点について、県連会長のご理解をいただけたと考えている。
笹川会長は、（ニッコリしながら）「あんま変なことを言うと、君のブログに書かれちゃうからな！」と言っていた。 詳しい会話の内容は書かない。 言葉に重みはあったが、高圧的、恫喝的な「物言い」は一切なかった。（＊いつもそうだけど。） それだけに（かえって）県連会長としての「苦しい胸のうち」が垣間見えた気がした。 ううむ。 当事者として参院選挙を戦う立場でなかったら、もう少し「突き抜けた対応」（「応援男」の面目躍如）が出来たかもしれない。 が、ここは仕方がない。 参院選挙のカギを握る「１人区」で、保守王国の議席を死守しなければならないのだ。
７月２２日（火）本物と会える幸運
本日は午前１０時から「外交防衛委員会」の質問に立った。 最初から最後まで、安倍総理と「１対１」の質疑だった。 安倍首相は、ひとつひとつの質問に真摯に答えてくれた。 自民党筆頭理事の席は、質問席の右隣にある。 野党議員の質問の間も、ずっとテレビに顔が映っていたらしい。
午後からも、引き続き外交防衛委員会。 午後４時過ぎに「駐留米軍再編特別措置法案」の委員会採決が行われた。 ふう。 またひとつ、重要法案が委員会を通過した。 会期末まであと１ヶ月。 最終日まで、気は抜けない。
午後６時３０分。 某ホテルの会議室で行われた２ヶ月に１度の「勉強会」に顔を出した。 著名な評論家、気鋭のジャーナリスト、将来を嘱望される若手官僚、与野党の若手・中堅政治家、安保や経済のスペシャリスト等が集まった。 政治、経済を中心に「熱い議論」を交わした。 ここには、いわゆる「政治ゴロ」も、平気でウソを振りまく「エセ・専門家」もいない。 こういう「本物たち」と定期的に会える。 政治家として、実に幸運なことだと思う。
７月２３日（水）「NUISANCE VALUE」（嫌がらせ効果）
政治家なんだから、多少、悪口を言われたり、批判されたりするのは当然だ。メディアと政権与党に「健全な緊張関係」がない国は、民主主義社会ではない。 ７月の選挙にほとんど影響のない「嫌がらせ」に、いちいち神経を尖らせるような無駄なことはしない。 が、何の根拠もない中傷（デマ）を流された場合は、「誰が何を言ったのか（書いたのか）」を、きっちり「政党の公式記録」に残してもらわねばならない。 あまりに悪質な場合は、政党（与党）の総力を挙げて「背景や人物」を「徹底的に洗う」くらいの強い姿勢が必要だ。 選挙は政治家にとって「生きるか死ぬか」の真剣勝負なのだから！
「孫子の兵法」を持ち出すまでもなく、最後は「情報」を制するものが勝つ！ 東京での「情報収集活動と危機管理対策」に加え、地元の選対にも（法律の専門家等からなる）「コンプライアンス・チーム」を新設することにした。 「選挙違反」を未然に防ぐと同時に、「妨害工作」に対応する態勢を整えておくためだ。
英語で「NUISANCE VALUE」（嫌がらせ効果）という言葉がある。 「あの人を怒らせると、うるさいから」とか、「気を遣っておかないと、あちこちで悪口を言われる（妨害される）から」という認識を回りの人間に植え付けることで、自分の存在感を高めるという手法のことだ。
政治の世界には、この手のタイプの人間が以外と多い。 特に「政治」に気を遣わねばならない官僚に対しては、この戦略は「効果てきめん」だ。
選挙が近くなると、必ずと言っていいほど、このタイプの人間の声が大きくなる。 あちこちで悪口を言ったり、足を引っ張ったりすれば、候補者本人が（困り果てて）自分にすり寄って来るとでも思っているらしい。 ハッキリ言っておくが、最初から「捨て身の政治家」には、そんなトリックは通用しない。 「どうぞ邪魔をしないでください！」なんて間違っても言わない。 自分がやることはただひとつ。 選挙が終わった後で、きっちり「逆襲」する。 これだけだ！！
７月２４日（木）選挙はクールビズで
午前１０時から外交防衛委員会。 自民・公明・民主の３党が質疑を取りやめたこともあって、３０分で終わった。 質疑終了後に、文化財３条約が採決された。 委員会前の理事会では来週の日程を詰め切れなかった。 午後４時からの理事懇談会を再開。 何とか方向性が決まった。
午後５時から明治記念館で行われた全国浄化槽団体連合会の総会に顔を出した後、青山の某洋服屋本店へ。 ６月１日から始まる「クールビズ」に備えて、ジャケットと半袖のワイシャツを買った。 ちなみに、７月の選挙戦では、遊説スタッフ全員にユニフォーム（ポロシャツかTシャツ）を着て戦ってもらう。 自民党幹事長からの指示を待つまでもない！（笑）
７月２５日（金）空爆から地上戦へ
参院本会議、昼の参院自民党執行部会に出席した後、東京駅から地元行きの列車をキャッチした。 午後３時から５時までは、某地区の挨拶回り。 それこそ「１秒の無駄もない」動きで、雨の中を飛び回った。
午後６時。 前橋近郊（某地区）の山本一太後援会役員会の会場（公民館）に到着。 ２０名ほどの出席者を前に、熱弁を振るった。 地元選出の某県議が、最初から同席してくれた。 続けて、午後７時過ぎに前橋の自民党県連本部へ。３階で行われていた自民党・前橋青年部の「打ち合わせ会議」に顔を出した。 短い挨拶（＝選挙のお願い）をさせてもらった。
７月２６日（土）緑のヒーリング
寝不足で身体がギシギシいっている。 が、日程表には、本日も「容赦のないメニュー」が並んでいる。 ちょっと辛いけど、頑張ろう！ 群馬県の自然が「生体エネルギー」を再生してくれるはずだ。
過去２回の選挙でも嫌がらせを繰り返してきた地元の「アンチ山本勢力」及び手段を選ばない「県外の政敵」からの「ネガティブキャンペーン」があるとすると、６月に入ってからだろう。 もっと恐ろしい反自民の「爆弾低気圧」が吹くのは、選挙戦の直前？いや、選挙中かもしれない。 「不穏な兆候」も現れつつある。 あと５日で、「魔の６月」に突入する！！
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山本一太 (Yamamoto Ichita) (１９５８年、群馬県草津町生まれ)
８２年、中央大学法学部卒業後、８５年に米国ジョージタウン大学大学院（国際政治学修士課程）を修了。国際協力事業団（ＪＩＣＡ）を経て、９５年に参議院自民党幹事長だった父、山本富雄元農水大臣の急逝を受けて、第１７回参議院議員通常選挙に立候補し当選。外交・安全保障分野の若手論客として、ＴＶや新聞等で積極的に発言。農業政策や観光政策にも精通。外交や政治改革に関する様々な議員連盟や勉強会を主催。日韓若手議員交流にも力を注ぐ。発想力と行動力には定評がある。
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